2017年05月14日

かつては密葬と呼ばれていた家族葬

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様々な社会的背景によって葬儀の小規模化が進んできています。核家族化が進んでいることや、長寿で寿命を全うする人も多くなっており、参列者の人数が少なくなっているという傾向があるようです。そのため、参列者の人数に制限をもうけるなどして最後の時間を身内だけでゆっくりと過ごしたいと考える人も多いと言われています。

このことからシンプルなタイプの葬儀が支持されるようになっており、葬儀社も様々な形でのお別れの形式を提案してくれています。現在最も広く認知され、執り行われるようになっているタイプの葬儀は家族葬かもしれません。

これは文字通り家族のみで執り行う葬儀というわけではなく、参列者の人数に制限をもうけるタイプの葬儀です。そのため、参列者の人数が非常に少ないこともあれば、30人から70人程度の参列者を募る場合もあり様々なようです。

かつては密葬と呼ばれていました。ただ、この言葉にはなんとなく暗いイメージがあり、内々でしか執り行えないという雰囲気もあったかもしれません。その暗いイメージを取り払うために家族葬という言葉は生まれたそうです。

そのため、基本的にはどちらとも同じ形態の葬儀のことを指しています。また、基本的にこのタイプの葬儀は、仏式で執り行われることが多くなっています。お通夜と告別式の両方を執り行い、宗教的な儀礼も含まれています。

シンプルな葬儀を行いたいと考えている人でも、菩提寺がある場合などにはどうしたらいいかわからないという人も多いようです。宗教的な儀礼を伴って送り出さないとお寺などには納骨できないこともあるので注意が必要となります。

その点家族葬であれば、仏式で執り行うことができるので、納骨の際の不安もなく安心です。もちろん宗教的な儀礼を希望しない場合には、自由葬という選択肢もあります。いずれにせよ故人と遺族の意思が尊重されるタイプの葬儀であるため、どんなものを希望するのかを明確にしておいたほうが良いでしょう。

● 参考
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